2023.01.14 13:30-16:30
富士市災害ボランティアセンター開設訓練(研修)に参加してきました。
清水の災害ボランティアのお手伝いに行った際、災害直後は騒がれるけれども、
その後も長い間被災してしまうことを実感し、災害についてもっと深く知る必要があると感じたからです。
今回改めて学んだことは、昭和時代63年間だけで起こった自然災害は91もあり、
現在でも2年に一度は日本で大きな災害が起こっていること。
そして、最近ではこの2年間で静岡県東部だけでも21年7月熱海と富士市の江尾地区、22年8月西伊豆の松崎町、9月清水と頻繁に災害による被害が起こっています。
その災害は台風や豪雨そして局地災害と多岐に渡っており事前に対処できないものばかり。
それに報道による知名度が上がればボランティアや支援が得られるけれども、報道されていないケースも多々あります。
私は南インドのチェンナイにいた頃、大洪水で数日間の停電や断水を経験しました。
しかもその直前に紙幣変更もあり、お金がないのにATMもカード支払いも電気とネットがないから出来なくて大変だったなー。
しかしながら停電は元々頻繁に起こっていたから家ごとにバックアップ電源があったり、水道水は飲めないからお水は常に買って用意していたし、トイレも水をバケツで流せば水圧で流れるし、個別のガスボンベが各家庭にあり調理も出来るし、食料は基本的に日本から買い溜めていたものが沢山あるしと実はあまり困りませんでしたが、ここから学べることもあると感じました。
いま、もしも家が浸水した場合、まずは罹災証明のために写真を撮影し、カビの発生を防ぐために断熱材を取り出した上で湿気を対策し、電気系統確認やトイレの確保、それに床上浸水の手続きとやることが山ほどあります。
重たい家財や泥の撤去などはひとりでは難しいだろうし、安否確認のため、日頃から近所の人とのつながりは大切だと思います。
熱海の災害時、登録ボランティア数は事前登録者3790人(熱海市民850名)でしたが、
これを全国的に事前に行い、瞬時に活動できる仕組みを作れないかなと考えています。
ボランティアという言葉はラテン語のVolo(自ら進んで、喜んで~する)という自発性から来ています。みんなが自発的に人のために何か出来る優しい世の中になれると良いなと思います。
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