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執筆者の写真市川まみ

男女共同参画防災講演会

更新日:2023年11月16日

本日は御前崎災害支援ネットワーク代表理事の落合美恵子さんのお話を聞いてきました〜


 タイトルは「避難生活の現状、及び平時の自助と非常時の共助・協働」


 多くの被災地を見てきた落合さん。

 被災者がお客様になっていて、行政職員だけが動いている。


 行政に頼らない市民による自助・共助・協働を目指す必要があると。

 (これって災害時以外もそうだよね〜)


 災害時、災害を乗り越えるため、自分の家族を守り、生き延びるため、過酷な避難生活を知り、自宅避難するため、復旧・復興するためにはとにかく自助が大切。

 落合さんは青少年に向けた防災ワークショップや災害ボランティアなどの活動もしていますが、若者の参画も必須ですよね。


 2035年(プラマイ5年)には、東海・東南海・南海・日向灘地震のどれかの地震が発生すると予想されています。


 過去の地震の動画か写真を見ながらの説明はわかりやすく、また恐怖を感じました。


 津波は時速60キロもの速さで進み、さまざまなものを飲み込み、川に流れ込んだ場合は間口が狭い分海よりも高く広く影響していきます。


 助けを呼んでも救急車などは来れないし、逃げられない。

 津波がひいても、ヘドロが混じった砂と瓦礫に埋もれる。


 そこで逃げ込むのが避難所だが、避難所の生活も人が溢れかえりプライバシーもなく、避難所の生活は日本は最低レベル。

※「スフィア基準」という被災者の権利と被災者支援の最低基準を定めた国際基準がありますが、日本の避難所は世界基準レベルの後進国。


 避難所では、性犯罪がおこったり、避難して留守になった家を狙った窃盗や詐欺の危険も。

 また、避難所を運営する人が70代男性が多く、性暴力、トイレ、育児・介護、プライバシー、物資、健康問題への対応は足りないかもしれない。


 静岡は防災先進県と言われていてハード面では良いかもしれないが、実際どうなのか。

高知県の黒潮町などから学ぶことがあるかもとおっしゃっていたので調べてみたら、

全国最大級の津波タワーは約230人収容可能で、車椅子のスロープも!


 既に様々な災害を経験し、地震が来ることがわかっている私たちがどうするべきか。


 ちなみに参加と参画の違いを考えたことがあるだろうか?

 ただ参加するのではなく、計画の段階から考え、関わるということが参画。


 男女ともに無責任にせず、平時から話し合い、考える必要がある。


 例えば「チカンに注意!」だと女性が気を付けなくてはいけないだけだが、

「チカンは犯罪です!」だと男女に向けた啓蒙活動となる。


 備蓄倉庫には生理用・尿漏れナプキン、オムツ(大人、乳幼児)も必要とのことだったが、私個人の意見としては生理用ナプキンは普段から紙ではなく布や月経カップの普及も促進していけば環境にも優しく、災害時にも困らなくなると思う。


 今日の講演会では男女共同参画だったから女性目線が強かったが、わたしは共同参画であるならば、男性目線ももう少し入れると、男女の溝を深めなくて良いと思う。

例えば娘のいる父親なら性被害を受けるかもしれない環境なんて心配だと思う。

どう、みんなに参画してもらうかも大切だ。



 一人づつがしっかりと平時から備え、何かあったときには助け合える。

そんな状態を目指すには今ある防災訓練で果たして足りるのか?


 みんなでもっと考えていく必要があるよね。

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